倉庫屋根の雨漏りがあり、カバーリング工事を行いました。
雨漏り箇所にコーキング処理がされていましたが、錆の進行が進み、同じ補修では長持ちしないため、カバーリング工事を提案し、施工しました。
倉庫や工場などの屋根改修はスピーディーで天候にも左右されにくいカバーリング工事をオススメしています。
工事金額 | 約200万円 |
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工事期間 | 約3日 |
まずは倉庫のシャッター上の屋根を工事しました。
既存の合板を剥がし、新規合板を張りました。
軒先部分に唐草という役物を取り付け、軒先の伝い水対策を行いました。
その後、ゴムアスルーフィング(改質アスファルト防水紙)を張りました。
水上部分には、ケミカル面戸という吹き込み防止材を入れて吹き込み対策を行いました。
従来の笠釘より保持力の強いウェーブストッパービスで屋根を固定しました。
次に屋根の工事に取り掛かりました。
安全で確実な作業を行うため、東面に仮設足場を組ませていただきました。
右下の写真の母屋(C型鋼)の位置を探して墨を出し、吊り子金具を全面に取り付けました。
雪止めアングルは錆が進行し、穴が開いてボロボロになっていました。
雪止め金具を外した部分は大きな穴が開いていました。ここから雨漏りしていたものと考えられます。右の写真の様に回りをコーキングしただけでは、雨漏りは止まりません。
棟部分は、雨水の逆流を防ぐために屋根材を立ち上げて施工しました。
ガッチャというハゼ締め機を2種類使い、2工程で締め込んでいきます。
棟部に板金笠木を取り付けます。
屋根材との取り合い部分にはエプロン面戸を取り付け、雪などの吹き込みに備えます。
屋根材の立ち上げとエプロン面戸の2重構造で漏水対策を行いました。
新規雪止め金具を取り付けていきます。
手動トルクレンチを使いしっかり適正トルクで取り付けます。この作業をしっかり行わないと雪止め効果が発揮されないので重要な作業です。
雪止めアングルも取り付けました。
軒先部にはバレーガードという金具も取り付け、小さくなった雪の落雪も抑えます。
これは新規屋根材の裏面です。ペフというスポンジ材を張り付けてあります。既存屋根材からのもらい錆を防ぎ、防音・遮熱効果もあります。