瑕疵保険による雨漏り修繕の事例です。「築5・6年で雨漏りが生じている。施工した建設会社は倒産しており、瑕疵保険を使って修繕できないか。」との問い合わせがありました。瑕疵保険業務を行っている『にいがた住宅センター』の方を交え調査し、屋根の軒先部分のおさめ方に原因があることがわかりました。既存屋根を剥がし、腐食部分の交換・下葺材の交換などを行い、SGLという新規屋根材を施工しました。
室内の雨漏り部分の補修も行いました。
10年間の工事保証書の発行・丁寧な説明で安心していただけました。
【室内】
【屋根裏】
既存の本屋根の写真です。S&W工法で施工されていました。
〇の部分より漏水していました。一番の原因は軒先の唐草の形状が悪かったことです。
既存屋根を全て撤去し、下葺材(改質アスファルトルーフィング)から張り直しました。
雨漏りは室内にまで及んでおり、屋根裏点検口にて屋根裏を点検すると、その場所以外にも雨漏りしている箇所が発見されました。
【新規淀板】
軒先の唐草から雨水が侵入し、淀板が腐食していたので交換しました。
屋根の勾配が緩いため、唐草の捨て板部分の寸法を通常より大きくして、ビス部分もしっかりとコーキングを打ちました。これで雨漏りの心配はありません。
新規屋根材(S&W工法)を施工しました。
既存屋根はガルバリウム鋼板という材料でしたが、今回、SGLという材料を使用しました。今までのものよりさびにくい物となっています。屋根の働き幅を455ミリに変更しました。
雪止め金具は新しいものを取り付けました。アングルは再利用しました。
ここが一番雨漏りのひどかった箇所です。
雨水が回りにくいようなおさめに変更しました。
下屋の張り替えに絡む部分の外壁を張り替えました。下地も傷んでいたので張り替えました。
こちらも屋根同様SGLを使用しています。
新しい透明の金具・新しい雨樋(パナソニック製アイアン軒樋)を取り付けました。
ベランダに屋根をつけました。