三年前に軒天の張り替え工事をさせていただいたお客様より点検依頼を受けて、調査に行ってきました。
ベランダ物干し場の下の瓦棒式金属屋根を見てみると、足をおさえている雪止め金具が腐食して崩れていました。さらに、穴も開いていました。
傷みやすい鼻先部分などは問題なかったので、この部分だけ補修しました。雨が降ると、雨漏りしてしまいますので、その日の予定を変更し、修理をしました。
プライマーを乾燥させ、コーキングをしっかり塗り、新規ガルバリウム鋼板をかぶせました。
外壁に関しまして、金属サイディング部分に少しずつ発生した錆が気になるとのことでしたが、まだ張り替えたり塗装するほどではなさそうでしたので、今回はこのまま様子を見ることにしました。
屋根と外壁の張り替えやカバーリングをすれば、長期的にメンテナンス不要で安心ですが、費用もかかってしまいます。今回のような部分メンテナンスの場合、完全な修理ではないので数年後に不具合や他の劣化が起こる可能性はあります。
このお客様は、今、大規模な改修をする予算がないとのことでしたので、様子をみるという結論になり、今回の部分補修になりました。
お客様の立場に立ち、様々な提案をし、納得のいく工事をしていきたいと思います。