前回に引き続き、雨樋のお話をします。
雨樋は、雨水をスムーズに排水するためにきちんと勾配をつけています。その勾配が雪の重みでかわってしまうこともあります。すると、水の流れは変わってしまいますよね。それにより、排水不良を起こしてしまうこともあるのです。雪が原因の場合、ご加入の火災保険を適用できる可能性もあります。
特に大雪の後は、雨樋が壊れた、という問い合わせが多く、火災保険にて工事させていただいたものが数多くあります。
雪の多い新潟県では特に定期的に点検をすることをおすすめします。
次に主な雨樋の種類を紹介します。
・塩ビ (塩化ビニル樹脂)製
塩ビは塩化ビニル樹脂の略称。日本の住宅・建物では、コスト面で経済的ということで塩ビ製の雨樋がたくさん使用されています。軽い・錆びない、というメリットもあります。製品の種類も豊富にあります。しかし、経年により色あせやひび割れなどが起こり、15年ほどでメンテナンスが必要になります。
・ステンレス製
ステンレスのもっとも大きな特徴は、鉄に比べて 「さびにくいこと」。また、耐火性・低温特性に優れています。
モダンで高級感があり、美しさも長持ちします。メンテナンスも容易なことから、幅広く用いられています。デメリットとしては高価なことが挙げられます。
弊社では、主に雪の重みにも夏の暑さにも強い『アイアン軒とい(スチール芯入り)』を使用していますが、ほかにも外観に合わせた形状・色など豊富に取り揃えています。
外壁や屋根とのバランス・外観など考えて、選ぶことをおすすめします。
屋根の大きさから降雨量を計算し、適切なサイズをご提案いたします。
新潟県では昨日梅雨入りしました。この機会に雨樋の点検をしてみてはいかがでしょうか?